KMBASICデバック中
ここ数日、KMBASICをmz2000に移植しようとしている。
折角なので記録することにした。
0.KMBASICについて
以下の機能を両立しようとしている。
機能1. JIT翻訳による機械語の生成と実行
機能2. 対話処理によりコマンドの直接実行が可能
両立とはすなわち
- 実行をBREAKにより中断可能である。
- PRINTにより変数の内容を確認可能である。
- GOTOやGOSUBにより部分的にプログラムを実行可能である。
- 実行時エラーを検出し、プロンプトに戻ることが可能である。
- デバックの途中でコードを編集し、再度実行可能である。
一般の処理系では、デバッガに分担させている機能をインタプリタと同様にこなそうという設計思想です。
すなわち、あたかも一括で翻訳する言語処理系のごとく振る舞う「逐次翻訳処理系」を作ろうとしていたのです。
GNUでいう、「GDB」と「GCC」の組み合わせではできないことを"MZ"でやろうとしており、意欲的な取り組みであるとは言えないでしょうか。
私は、この取り組みを是非完遂したい。
やりとげたいのです。
令和四年
綿貫拝