オープンソース技術者として生きる。

こんにちは、かっぱのおじさんです。


オープンソースとして kmbasic2000 を開発しています。今は一通りメイクがすんだので、ノートに書き散らしたメモを元に、取説とテスト用のドキュメントを整備しています。

私はこれまで、自分のことを技術者とは思っていませんでしたが、56歳を折り目に疑心暗鬼ながらおそるおそる自分のことを技術者ととして自認することにしました。
これは戒めです。残りの人生においてアマチュアリズムが私をダメにしないように、自分は技術者だと言い聞かせているのです。

今現在の日本人の技術者たちをとりまく環境(個人主義、勝手主義)に対する宣戦布告でもありますが。

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私とオープンソース開発者との関わり合いは、1990年代後半、タイムインターメディア社でバイトをしていた頃に遡ります。

当時のタイムインターメディア社はオープンソース技術者を数多く擁しており、私もそれに憧れていました。

しかし、2000年の正社員採用時に、あろうことかWindows系のプロジェクトチームに配属されてしまい、私の願いは叶う事がなかったのでした。


当時同じ境遇で、オープンソース技術者として働くことがかなわなかった水野くんとは、よく曙橋から市ヶ谷への商店街通りで二人で(投げやり気味に)ツルんだものです。
私たちの憧れは、いつか「ハッカー」になってやることでした。

ハッカーとは、誰のことでしょうか。

山形浩生さんのWebサイトによれば、「コンピュータ技術者として社会をより良いものにしようとする態度でシステム開発にとり組む人」のようです。
コンピュータシステムに対する破壊活動を行う人との区別として、後者を「クラッカー」という呼び名で名詞化しています。
善意の活動を行う技術者が「ハッカー」、破壊活動を行うものが「クラッカー」だそうで。

あと、誰かのことを「ハッカー」という場合、彼が趣味活動をしている場合を示すことが多いみたいです。
職業技術者と区別されているのですかね。

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ハッカーの信念について

これも山形さんのサイトから、キーワードをピックアップしましょう。

「秘匿主義との距離」
「商業主義との距離(商用ソフトへの敵意、商用ソフト市場を支配しているとみられる企業への敵意)」
自由主義

ハッカーのやっていることはかなり高度な政治活動なのかもしれません。

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ハッカー集団の社会運動化

はじめは米国UBM技術グループによるDDJ「ドクタードブスジャーナル」といった雑誌の記事・文通欄から活動が始まったそうです。
そしてパソコン通信ネットワーク。

やがて、おなじみのワールドワイドなインターネットワークにてハッカー同士の交流が世界規模で活発になりました。

日本では、月刊I/O(アイ・オー)や The BASIC(ざべ)という雑誌が黎明期のマイコン技術者たちのよりどころでしたよね。
専門誌としてはBYTE,BITも有名だったようですが、私はあまり読んでないのでよく分からないのです。(てへぺろ。)

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ハッカー集団のタニマチ



海外では1980年代にハッカー集団のタニマチが現れていたようです。
自由ソフトウェア財団(Free Software Foundation) : リチャード・M・ストールマン(Richard M.Stall Man) の創立した団体です。

以下自由ソフトウェア財団よりの引用

GNUはオペレーティング・システムで、(皆さんの自由を尊重する)自由ソフトウェアです。
GNUオペレーティング・システムは、GNUパッケージ(特にGNUプロジェクトによってリリースされたプログラム)と、第三者によってリリースされた自由ソフトウェアから構成されます。
GNUの開発はあなたの自由を踏みにじるソフトウェアなしでコンピュータで使うことを可能としました。

1990年代になると、ユニックスオペレーティングシステムのクローン作成が活発となります。

バークレーUNIX からの社会運動的展開は、若い世代のオープンソース技術者なら常識となっていることでしょうね。
現在、私は50の手習いで彼らの足跡をたどり、追試しているところです。

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自由ソフトからオープンソースソフトへ

さて、彼らの中にはストールマン氏の財団が掲げる「自由への取り組み姿勢」が、反商業主義的であり、共産主義的であるとして反発をする人々がいます。
そこで、オープンソース方式が現在では主流となりました。

またまた山形さんから引用です。

自由に再配布ができて、自由に発展・変更が可能であること
公開開発方式
共同開発方式(エゴレス開発方式)

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システム開発への貢献方法

私は真性の左まき野郎なので。社会になにがしかの貢献を実際にしてゆきたいと思っています。

「コントリビュート」と言われていますが、「貢献」と訳して構わないと私は思っています。
山形さんのサイトに全部書かれていますので、車輪の再発明はやめておきます。

みなさん、狂える、じゃなかったcruelサイトを読みましょう。
え、もう読んだって。
がーん。

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結論

ハッカーは集団です。
友情・努力・勝利を目指して頑張って行きましょう

ではまた。
だすびたーにゃん。

ピロシキ~www